Tax×M&A

Transfer Pricing
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入社の動機

他社で10年あまり、移転価格アドバイザリー業務を担当していましたが、子どもが生まれ、家族が増えるにつれて仕事との両立が思うようにいかないことが多くなりました。EYにはもともと一緒に働いていた同僚がおり、職場の雰囲気やカルチャーについて話を聞いたところ、これまでに培った知識や経験を生かすことかでき、また働き方も柔軟であると感じました。自らの意思で転職をしたことがなかったので悩みましたが、家族や自分の今後のライフプランを深く考えた上で、思い切ってEYに入社することを決断しました。

入社後の印象・雰囲気

入社して一番強く感じたことは、みな「自然体」であるということです。朝早くから静かなオフィスで仕事をするのが好きな人もいれば、通勤時間を避けるため午前中は家で仕事をする方が集中できる、という人もいます。EYのカルチャーは、それぞれに与えられた環境のなかで、自身の能力が一番高められる工夫ができるよう設計されています。EYには私たちの業務に欠かせないクリエイティブなアイデアを醸成できる環境が整っています。また、上司や部下といった関係に捉われず自由に意見やアイデアを交換できる雰囲気は、この「自然体」の中から生まれていると思います。

仕事内容

主な業務は、移転価格を中心とした国際税務のアドバイザリー業務です。さまざまな国に拠点を有する多国籍企業をはじめとして、これから海外進出する企業、海外M&Aにより成長を遂げる企業、国境を越えたサプライチェーンの効率化を狙う企業等に対して、国際税務プランニング、サプライチェーン収益モデルの設計、移転価格ポリシーの策定、税務当局向け文書化、事前確認取得サポート、調査対応、相互協議支援などのアドバイスを提供しています。移転価格の業務は常に取引相手国の立場や観点を考えながら進める必要があるため、EY海外事務所とコミュニケーションは毎日頻繁にとるようにしています。また、移転価格以外の税務マター(関税、PE課税、外国子会社合算税制等)にもワンストップで対応できるよう、他部門のプロフェッショナルと協力してプロジェクトに取り組んでいます。

仕事の魅力・やりがいを感じる瞬間

多くの日系企業は海外市場に将来の活路を見出しています。そのような環境のもと、海外市場における日系企業のマーケットシェア拡大に寄与すべく支援してゆくことが、私たちの使命だと思っています。私は主に消費財セクターの担当をしていますが、地産地消のオペレーディングモデルで運用されていることが多く、海外子会社側の重要な情報が適切なタイミングで本社に入ってこないといったような課題を抱えているケースが多く見られます。これは特にM&Aで海外市場を急拡大させている企業に共通する課題でもあると思います。世界で戦う日系企業のこうした課題に向き合い、EYのグローバルネットワークを生かして、その成長を下支えし、応援できることに大きな魅力とやりがいを感じています。

今後の目標・キャリアの展望

テクノロジーの普及に伴い、昨今のビジネス環境は大きく変化しようとしています。この時代の波にうまく乗れるかどうかが将来の展望を左右すると考えています。そのため、日本で、アジアで、欧米市場で、今何が起こっているかを常にいち早くキャッチし、できるだけ多くのクライアントにその情報やベストプラクティスを提供できるように努めるのが当面の目標です。EYのグローバルプレゼンスを最大限に活用し、EYグローバルやAPACリージョンとのコミュニケーションを密に行い、スピード感ある質の良いサービスを追求してゆきたいです。そして、「困ったときにはEY」、「EYといえばこの人」と思ってもらえるような関係をクライアントと築き上げていきたいです。

当法人に関心をお持ちの方に向けたメッセージ

私が国際税務の世界を知ったのは、留学時に知り合ったBIG4の税務部門で働く友人から、国境を越えた税務戦略の奥深さについて話を聞いたことがきっかけでした。それ以降、その奥深さを常に追求し続けていますが、税務は国家戦略を反映したものであり、その奥深さが薄れることはありません。EYでは高度なグローバルナレッジに常にアクセスができ、各個人がそれぞれ培った専門知識を活用し、他のEY専門家と協力しながらアイデアを形にしていくことができる場所です。新しい風を吹き込んでもらえるようなクリエイティブ思考のある方と切磋琢磨し、より良いクライアントサービスに繋げていくことができればと思っています。

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