Tax×Accounting

Transfer Pricing
Manager

入社の動機

学生時代から、好きな英語を活かしてグローバルに活躍する仕事に就きたいと考えていました。法律事務所で有価証券報告書などの継続開示案件の翻訳に関わり、会計に興味を持ったことをきっかけに、USCPAを取得しました。その後、日系自動車メーカーの海外子会社の内部監査職、タイの会計事務所勤務を経てEYに転職しました。前職のタイの会計事務所では、会計・税務・法務・監査と、日系企業の進出支援全般に携わっていました。国外関連者側の会計・税務周辺の経験を幅広く積むことができ、非常に有意義でしたが、将来に向けて自分の専門と言える分野で力をつけたいと考えていました。タイでの経験から、日本本社と国外関連者との取引に係る価格設定や税務の取扱いは、会社の規模や業種を問わず、問題になりやすい分野だという認識があったため、国際税務・移転価格の分野で研鑽を積み、日本本社側の力になることができれば、と志したのがEYです。各業界のトップクラスの大企業をクライアントに持ち、海外事務所との連携に強みを持つEYであれば、あらゆる国との多種多様なクロスボーダー取引に携わるチャンスがあると考えました。

入社後の印象・雰囲気

面接時の印象から想像していたとおり、プロフェッショナルとしての意識を持ち真剣に仕事に取り組む一方、非常に温厚な方が多いという第一印象でした。ジュニアとして入社した当初は、移転価格特有の用語やレポートに戸惑いましたが、マネジャーが個別に時間を取って案件について背景を詳細に説明してくださったり、先輩がマネジャーからの指示をかみ砕いて具体的に説明してくださったり、温かくサポートしていただいたおかげで、スムーズに慣れることができました。
また、リモートワークやフレックスが推進されており、自分の業務の進捗状況やニーズに応じて、自由な働き方ができるところも働きやすく感じています。

仕事内容

私が担当している案件は、海外展開している日本本社がクライアントであることが多く、日本本社の立場から、主に、マスターファイル、移転価格文書、移転価格ポリシーの作成や、APA(事前確認申請)の申請・審査対応などを行っています。具体的には、クライアントに国外関連取引に関する情報をヒアリングし、ヒアリングした内容やクライアントの資料を基にレポートを作成します。そのほか、国外関連取引から得る利益率をサポートするためのベンチマーク分析や各種レポートの翻訳なども行います。シニアとしては、プロジェクトの大局的な進め方についてクライアントと議論するパートナーやマネジャーからの指示を受け、実際に必要な作業を洗い出し、スタッフと分担して進めてゆきます。クライアントや海外のEY事務所や税務当局との日常的な窓口を務めることもあります。

仕事の魅力・やりがいを感じる瞬間

スタッフの頃から参加しているプロジェクトについては、スタッフからシニアになり、またシニアとして経験を積むにつれて、任せられる仕事も幅広く、より複雑になってきました。チームの一員として力を発揮できていると充実感を感じるとともに、自分の成長を実感し、やりがいを感じます。経験年数ではなく実力に応じて業務を任せてもらえるところは、EYのフラットな環境ならではの魅力ではないでしょうか。ほかにも、OECDからBEPS行動計画の最終報告書が発表された後、ほどなくして同報告書に記載の考え方に基づく新たな分析手法を使用するプロジェクトに参加する機会がありました。前例のないなかで、新しい分析手法を使って説得力を持った主張を展開するにはどうすればよいか、プロジェクトチームで試行錯誤を重ねました。新しい分析手法も積極的に取り入れ、高い付加価値を生み出すアプローチは、税務のリーディングカンパニーであるEYだからこその業務だと思いました。

今後の目標・キャリアの展望

BtoBのビジネスであっても、コンサルタントとして重要なのはやはり人として信頼されることだと思います。近道はないかもしれませんが、ひとつひとつの仕事に丁寧かつ誠実に取り組み、クライアントやプロジェクトメンバーとの日常的なコミュニケーションを大切にし、期待を超えるような高品質のアウトプットを地道に積み重ねることによって、信頼関係が培われるのではないかと思います。将来的には、小さなことでも気軽に相談していただけるような信頼関係を多くのクライアントと築くことが目標です。また、税務改革が多くの国で行われ、クライアントのニーズが急激に変化し多様化している最中において、自らも変革していくことの重要性も感じています。専門的な知識を学び続けることはもちろん、クライアントの属する業界、それを取り巻く規制やITその他技術の進化など、幅広い分野へのアンテナを高く持ち、あらゆる変化に常に敏感でありたいと思います。

当法人に関心をお持ちの方に向けたメッセージ

移転価格には、日本の税務に関する知識のみならず、国外関連者が所在する国の税務知識や現地の税務専門家のサポートが欠かせません。そのため、EYのグローバルネットワークを活かしてEYの海外事務所とも連携し、クライアントをサポートする非常にダイナミックな分野でもあります。税務の専門家として第一線で活躍する上司や同僚に日々刺激を受けながら、成長することができます。また、他部署とのクロスアサインメントや、EYの海外事務所への短期派遣、海外駐在などを通じて、他部署や海外事務所で経験を積む機会もあり、グローバルな経験を通じて世界に通用するプロフェッショナルとしてのキャリアを形成する環境があります。世界を舞台に税務のプロフェッショナルを目指し、自分の可能性を高めたい方には非常によい環境だと思います。

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